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採用校事例

東京都立鷺宮高等学校

礼節を重んじ、躍動感あふれる学校です。

鷺宮高校は、1912(明治45)年に設立され、1943(昭和18)年、東京都立中野高等家政女学校となり、その後、数回の校名改称を経て、現在の学校名になりました。古い時代の学校名は西武新宿線の駅名「都立家政」に残っており、多くの卒業生が社会で活躍しています。
1983(昭和58)年には教育設備の充実がはかられ、現在の校舎が完成し、1999(平成11)年にはさらにリニューアルされました。いま、この恵まれた環境の中で、学習活動が意欲的、効果的に繰り広げられています。

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インタビュー

  • 校長 大井俊博 先生
  • 主幹 内藤義弘 先生

鷺宮高等学校の沿革や歴史をお聞かせください

校長先生:今年で創立96年目、4年後に100周年を迎えるという、歴史と伝統がある学校であります。昔の本校の校名がそのまま駅名として残っているという、全国でも珍しい学校です。
歴史と伝統のある学校ですが、中堅進学校ということで、本校としての特色を出していくのがなかなか難しい状況があります。ただ、私が本校に赴任してからは、とにかく社会人として、人間として、一番大切な礼儀であるとか節度、いわゆる礼節を重んじた言動の取れる生徒に育ってほしい、ということで学校経営の根幹に「礼節指導」をおいて経営が始まりました。
今年で3年目になりますが、徐々にそれが浸透してきて、挨拶ができ、ルール、マナーが守れる生徒に育ってきています。この礼節をバックボーンにして授業や部活動、学校行事、委員会活動等に真摯に一生懸命に取り組めることを本校の特色にしていきたいと思っています。

御校の教育方針として「自主・自律・創造」があげられていますが、どのように変化していますか

校長先生 :自主・自律は昔から言葉としてありましたが、自由のほうが先だっていました。「自由=何でもあり」という感覚の生徒が一部いました。大概の生徒はきちんとしようという気持ちがあったにしろ、その自由をはき違える生徒が数名いました。頭髪の色とか、服装、これが個性あふれるというか大変自由奔放なイメージを受けたんですね。昔も標準服はありましたが、ほとんど着るような状況でもありませんでした。それで鷺宮高校に入れば何でも自由にできる、という風潮が広まって、地域などでもそういう評判になっていたのです。
そこを見てこれでいいのかなと思いました。やはり芯になる何かを生徒に与えていかなければますます学校として外へPRするものが薄れていくのではないか、という危機感がありました。そうではなくて「責任ある自由」というのは自主・自律=自分で考え行動できて、自分を律することができて、初めて自由を謳歌できるということなんだ、ということを生徒に考えさせたかった。

そのひとつの手段として、挨拶をとにかくしようと。生徒同士もそうだし、教員に対しても、それから学校に来られた来客者に対しても、地域の方に対しても、とにかく気持ちのいい挨拶ができるようにまずなろうということで、毎朝正門に私が立って、生徒と挨拶を交わすようになったのです。
最初は厳しかったですが、内藤主幹や他の先生も協力してくれ、日々続けていくうちに、生徒も抵抗なく挨拶ができるようになってきました。一年たつとほぼ100%が挨拶をしてくれるようになりました。毎日毎日、生徒の表情が変わっていくんです。私が門にいることによって、お互いコミュニケーションが図れる、生徒の状況が朝から見られるというのはとてもよかったな、と思いました。

何か心温まるエピソードがあると伺ったのですが

内藤主幹 :3年前になりますが、小学生の頃からバレエスクールに通い、クラシックバレエのプロを目指していた生徒が本校に入学してきました。彼女は家族ぐるみでバレエに取り組んでおり、寝る間も惜しんで練習をしていましたが、普通の高校生として学校にも通いたいということで本校にやってきました。しかし、バレエでもう1つ上のレベルにステップアップするためにはさらに練習時間をとる必要があり、どうしても勉強との両立ができないということで、1学期が過ぎたところで泣く泣く鷺宮高校を中途退学することになったのです。

その後彼女は、世界で66人程しか出場できないという、10代のプリマドンナのたまごを育てる世界大会に日本から選ばれて出場することになりました。そのことが、あるテレビ番組で取り上げられ、応援企画が組まれることとなり彼女にインタビューしたところ、たった1学期間しか在籍していなかったけれど、鷺宮高校での生活は今までの人生の中で1番楽しかったと答えたそうです。聞いてみると、中学校ではバレエを熱心にやっていた為、周りから偏見の目で見られることがあったようですが、鷺宮高校はどんな生徒も受け入れてくれる学校だったので、自分もその中で受け入れられたと。中途退学した後も、友人とはメールのやりとり等で交流があったようでした。それで(彼女が在籍していた)1年生のクラスでその企画を受けましょうということになりました。本校で撮影をして、彼女のためにみんなで練習した歌をうたい、担任が応援のメッセージを贈るという内容でした。

彼女は今アメリカにいますが、日本に帰ってくると担任の所と校長室に必ず寄ってくれます。行事を見にきたりもします。1学期間しか在籍していなかったけれど、彼女は鷺宮高校との繋がりを切れないのでしょうね。安心して帰れると思ってくれているのでしょう。クラスメイトだった生徒達は今3年生ですが、代が変わっても生徒も学校も受け入れてくれるので、彼らが卒業しても変わらず学校に来てくれると思います。

鷺宮高校は本当にいい意味で「自由」で、誰でも自分の個性を発揮できて、能力を伸ばせる学校である思います。そういう土壌がある学校だから、生徒会の組織が中心になり標準服を制作することができました。それに、鷺宮高校の生徒達はすごく温かみがあります。一部のマスコミが取り上げているようなマイナスイメージの高校生ではなく、本当に明るく元気で健全な高校生がたくさんいて、その一端が標準服の制作という形で表れたのかなと思っています。

地域の方々の目というか、評判も変わりましたか

校長先生 : 変わりましたね。来たときは、この地区の苦情ナンバーワンの学校だったんですよ。
それが2年目になると、もう全然話題にのぼらなくなりました。確かに電話での苦情は、ほとんどきません。きたとしても、登校するときの態度は、まだあまり良くないけれど、挨拶がよくなったねとか、少しずつそんなことも言ってくれるようになってきました。だから、すごく変わってきたんだなという実感はありますね。
挨拶を基盤として、ルールやマナーを守ろう、本校は地域に根ざしたそういう学校なんだ、地域から見放されたら本校はやっていけないのだから、生徒一人一人が責任を持って、挨拶もでき、そういった行動が取れるような生徒になろうね、という話を集会のたびにしています。

その延長線上に、標準服のリニューアルを考えられたきっかけは何だったのでしょう

校長先生 :登校風景を見ると、男女ともに制服に近い私服を着ている生徒が多かったのです。だから、鷺宮高校オリジナルでいい標準服を作れば、着るんじゃないかという期待がありました。そこで内藤主幹を中心に生徒に投げかけたら、自分たちで作ってみたいという声が出て、組織ができました。教員もいましたが、生徒が主体でした。自分たちが動き出すと、すごいですね、彼らのパワーというのは。標準服検討委員会という会の中には生徒を必ず入れようとは思っていましたが、生徒を中心にというところまで拡大するとは思っていなかったです。ここまで盛り上がったのは、生徒の力、ですね。

デザイン性を重視した標準服になるのでは、という懸念はありませんでしたか

校長先生 :やはり、生徒会のメンバーが中心なので、突拍子もないような奇抜なものはあまり出てこなかったです。(生徒と教師の)お互いにある程度通じる思いがあるんでしょうか。(生徒会の)メンバーの中にとんでもない格好をする生徒もいなかったですし、委員を公募しても派手な生徒は来ませんでした。後輩のために考えようと、良識ある生徒達がきてくれたからいいものができたのかなという気がしますね。

内藤主幹 :ひとつ加えるとすれば、標準服をリニューアルしようとなったのにはベースに2つの考えがあって、1つはスクールライフをエンジョイしたいというものでした。それに加えて、鷺宮高校のオリジナリティが欲しかった。もう1つは、生徒会役員は1年生から3年生までメンバーがいるのですが、3年生になるとやはり進路のことを考えだすので、いわゆるリクルート仕様の標準服が欲しかった。3年間という時間の経過で考えると、楽しい学校生活と、尚且つ次のステップに向けての、鷺高生だというきちんとした(礼節指導の中にもあるような)外へ出て恥ずかしくない、あまり子供っぽくない(標準服を作りたい)ということを、彼らは言っていましたね。
だから、スカートの柄ひとつ決めるのにも、1年生の声を聞くとやっぱりピンクだとか、明るいイメージになるのですが、それを3年生が聞くとそんなの私たちは恥ずかしくて着られないというような話になるんですね。そこで、いろいろディスカッションを重ねて、やはり奇抜なものや派手なものは最終的に淘汰されました。それで、替えスカートや夏スカート、夏の替えズボンなどで、そういう遊び心も吸収されて、結局ベースになるものは、外に出ても恥ずかしくないデザインというところに落ち着きました。僕ら(教師)がそういう風に導いていったのではなく、彼ら(生徒)の話し合いの中で、自然にできあがっていったという点が、やはり特徴だと思いますね。生徒のことをどれだけ信頼するかというのは難しい部分はありますけれども、彼らは彼らなりのセンスをきちんと持っているんだなって、逆に僕らが教えられた部分もありました。

デザインにおいて生徒の皆さんがこだわった点はどこですか   また、ボタンのデザインは生徒の方がされたと伺いましたが

内藤主幹 :リクルート仕様のほうは、落ち着いた大人の雰囲気というコンセプトがあります。細かいところですが、サイドベンツにして座ったときに背中が割れないようにだとか、生徒たちはそういったところも気にして、メーカーのデザイナーの方にもアドバイスいただきながらデザインを決めていきました。あとは、男子については、あまり柄を入れた派手なものより、大多数の生徒が着て落ち着いた感じになれるというところで、男の子の服装についてはあまり細かな柄や替えのパターンなどは増やしませんでした。
女子の方は、上着は落ち着いたものをベースにしました。スカートですがリクルート仕様のものは、少しトーンを抑え気味にしてブルー系を基調にしました。替えスカートは、中学校を卒業したばかりの1年生の女の子が着たときなどかわいらしいということで、ブルーのラインをピンクにしました。ラインの幅にもかなりこだわって、CGで起こしていただいたり、実際にテストで織って頂いたりとメーカーの方には経済性を度外視したわがままなお願いをしましたが、生徒達の要望にも真摯に応えて頂き、実際のデザインを見てイメージしたというようなところもありました。
あとは、リボンとネクタイですが、ネクタイは、赤を基調にしたものと紺を基調にしたものにしました。リボンについては、今の子供たちのこだわりなんでしょうか。市販のものよりもうひとサイズ大きいものにしたいという要望が出ました。違いはわずかなのですが、中学生が買いにきたときや、見学にきた中学生たちに話を聞くと、「このリボンがかわいい」って言うんです。ほんのちょっとした大きさの違いで、僕らの感覚ではほとんど変わらないじゃないかと思うのですが、そのこだわりを受け入れていただきました。

内藤主幹 :ボタンは公募でデザインを出してもらったのですが、最終的にまとめあげたのは生徒会役員の一人です。周りの柄は、本校の校章にもあるクヌギの葉のモチーフをモデルにしたものですね。それから、中の「鷺」という字はやはり鷺宮高校ということで採用しました。鳥の名前のつく都立高校って非常に少ないんですよ。そして、その周りを囲んでいるのが自主・自律の「自の」字なんですね。それらの文字は全て篆書(てんしょ)という書体を採用しています。
篆書体は、(デザインした)その子がたまたま書道の心得もあったものですから、篆書体にしてみました。象形文字っぽくておもしろいなと(思いました)。そこにただの漢字が入っていたのだと、少し固いイメージになるかと思うんですけれども。篆書にしたという点がアイディアですね。ボタンデザインについては、瀧本さんから「公募をしてみたらいかがですか。」というアドバイスがあって、半信半疑だったのですが、生徒たちに話をふってみたら意外と食いつきがよかったんです。プロフェッショナルの方が考えるような発想となると、やはりそれなりのレベルの思案や発想のものができてくるのですが、生徒の本当に自由な発想、子供たちの創造力というのはすごいなと思いましたね。

鷺宮高校のオリジナリティとはどこでしょうか

内藤主幹 :ネクタイやリボンの柄を、服飾関係の大学に進学した卒業生がデザインやカラーリングを全部考えてくれました。あと、ボタンだけのデザインで考えていたマークを、ちょっと小さくして入れてみたらどうですかとアドバイスいただいて、入れてみようかとなりました。あまりに良かったので。(デザインを担当した)卒業生が持ってきたものには、クレストはなかったんです。説明されないと分からないようなところですが、後々いろいろなところで「こんな工夫があるんだ」「こんな思いが込められているんだ」と入学してくる生徒達が聞いて、学校に対する愛校心や鷺高に対する誇りがボタンやちょっとした柄に込められているというところが、工夫というか頑張って作ったところかな、と思いますね。
それから、柄のバリエーションとちょっとしたリボンの大きさ、中にあしらった柄というところについては、小さなところかも知れないんですけれども、いいアドバイスをいただきながら生徒が本当に自分たちで作ったのだという感覚をもって作れたと思います。

ボタンのデザインの中で篆書体のことを伺いましたが、書道部などの部活動も盛んなのですね

校長先生 :書道部は全国大会レベルです。3~4年前までは、3年連続で全国大会にいきました。その後、少し部員数が減ってしまったのですが、昨年から「文化スポーツ特別推薦」という入試の新しい制度を取り入れて梃入れをしています。やはり書道というのは、紙に接して墨をすってという点で、落ち着いた学校の雰囲気のベースにもなりますし、書を書くことによって集中力も高まり、礼節というところにも繋がりますので、運動部と同じくらい学校として力を入れています。剣道部もこの推薦制度を採用して力を入れています。

内藤主幹 :バトミントンは男女ともベスト16まで進みました。鷺宮高校は、あと2年で定時制が閉課程になってしまうんです。まだ3年生と4年生が残っているのですが、定時制があるということは、全日制の生徒は部活を5時でやめて5時半には校門を出ないといけないんです。ヘタすると中学生よりも部活の時間が短い。だから、土日は休みなく練習をして、平日の短い練習時間には外にいって走ったりだとか、集中した練習をしながらすごくがんばっています。
それから、ジャグリング、ダンス、フットサルという部は、生徒たちが自分たちでやりたいと言い出して、ここ5~6年の中で新しくできた部活なんです。5人以上部員がいて、顧問で引き受けてもいいという教員を見つけ、生徒総会で過半数の賛成を得れば活動できるという規約があるんですが、ジャグリング部などは、最初は5人ぎりぎりで。そこから、生徒が一生懸命条件を整えて、今じゃもう30人以上部員がいます。しかし、ジャグリングの指導ができる教員がいるかというと誰もいませんので、結局、部の発起人になった生徒で中学からある程度やっていて上手な子がいたものですから、その生徒が中心になりずっと指導していました。その子は卒業してからも指導に来てくれて、今度その子が育てた生徒達が、大学生になった今指導に来てくれたりしています。その発起人になった生徒は、その道で食べていこうということで今カナダに行って武者修行していますよ。
ジャグリングは生徒たちもやっていて楽しいのですが、お客さんの前で披露してなんぼです。これが地域にしてみると児童館だとか、老人の施設だとか、地域祭りとか、いろんなイベントがある中で、無償で華やかなショーが見られるということで、非常に人気が高まってきています。子供たちもまた、外の社会との接点から、自分たちの礼儀も含めて自分を見つめ直すきっかけを与えられているので、非常に教育効果は大きいですね。標準服の制定と同じくらい、僕たち教師が意図したところよりも、もっともっと教育効果が高まったひとつの例かなと思います。

そういった点でも地域の方々からの評判は変化したのでしょうか

内藤主幹 :今、校長は地域貢献も方針のひとつにあげております。とにかく、地域に対して鷺宮高校がどんな役割を果たせるのかというところです。イベントに出かけることもそうですが、もうひとつはやはり生徒が登下校の時にゴミを散らかしたりだとか、歩くマナーが悪かったりだとか、そういう点で迷惑をかけているので、この商店街を中心に清掃活動を定期的にやるようにしているのです。そんな場に、標準服を着た生徒が出かけたり、行った先で挨拶しながら清掃活動などができたというところで、だいぶ昔と変わりました。僕も10年(鷺宮高校に)いるのですが、10年前の評判とはかなり違います。地域の方からもそう言っていただいています。それから、大井校長が来るまでは、それこそこの地域で苦情ワースト1だった鷺宮高校ですけれども、先日、この地域の学校の主幹という役職の教員が50人くらい集まり情報交換した中で、教育委員会にくるような苦情はほとんどなくなったね、と言われました。おかげさまでだいぶ落ち着いて、規範意識だとか、それから外に出ての最低限のルールだとかマナーだとかというのは、少しずつできるようになってきたんだなぁという感じがしていますね。

新入生の皆さんの標準服に対する評判はいかがですか  また、志願者など、数字として見える変化はありましたか

内藤主幹 :やはり気に入って着てくれている子が多いですね。リボンやネクタイや、それからスカートも替えスカートがあって、毎日全く同じものではなくいろいろ取替えができるので、それをうまく楽しんでくれている子が多いですね。男子はあまり構わないので、逆に毎日いろいろ取り替えるのはお金もかかるし面倒くさいというような生徒は、ワイシャツだけ変えればというようなところで着てくれている子が多いです。
あと、去年もそうでしたが、制作過程を校内に展示して中学生の学校見学の際には必ず見てもらい、生徒会で説明をしてアンケートをとっています。それから在校生に対してもアンケートをとっています。今年も評判がいいですね。どちらかというと、女子の方が関心が高いので、女子の声が中心になるんですけれども、おかげさまでかわいいとか着てみたいという声をいただいているようです。

内藤主幹 :(志願者などは)標準服の影響かどうかは、データとしてなかなか調べにくいので分かりませんが、単純に去年の入試の倍率はここ数年で最高ですね。それで、今年入学した1年生にアンケートをとってみると、やはり実際に学校見学に来て、生徒会や部活動の部長が学校説明をしたり、中学生の保護者と一緒に校内を案内したりという姿を見て、ここにしようと決めた生徒が多いというアンケート結果が出ていますね。
鷺宮高校は本当に自主・自律なので、教員はなるべく裏方にまわり生徒がいろいろな体験をする場面をなるべく増やそうという方針で指導しています。今回の標準服についても、デザインに携わった生徒会の生徒たちが、独自のプレゼンテーション資料を作成して、この標準服のための説明マニュアルがあるんです。もちろんモデルも生徒たちがやって。説明する生徒がパワーポイントとモデルの生徒を指差しながら説明をしていくのですが、インパクトが大きかったですね。また、よくできているんですよ。僕らが作ったパワーポイントより、デザインにしても、アニメーションにしても、実によくできているんです。
その熱意を、何とか次の代の生徒たちにずっと引き継いでいきたいということで、今年の1年生はそのパワーポイント資料を見ながら、自分たちの説明会用の発表資料を作っているんですよ。今度文化祭があるので、模造紙に資料をおこして、それを読みながら先輩たちの足跡を追体験し、「こんな工夫があったんだ」とか、「こういう思いで作られたんだ」とか、自分たちの着ている制服を見ながら先輩たちの努力等もまた新たに認識してね。毎年書き換える形で、新しい役員たちが先輩たちの実績を説明会で話せるように、そんな伝統にしていきたいと思います。新しく鷺宮高校の伝統として繋いでいきたいと思います。

進学の実績もずいぶん上がったそうですね

内藤主幹 :そうですね。4年制大学の合格者も本当に右肩上がりです。そういう結果を先輩たちが出してくれると、自分たちもという意識が働いて、それこそ学校の校長の経営方針でもある、“チャレンジ精神”が自然と高まってきますね。今、右肩上がりで勢いある鷺宮高校かなと思います。
そして教員にとっても、これだけ子供たちが頑張っているんだから自分たちもという、生徒を指導するエネルギー源というか、モチベーションにも繋がっていきます。そういうことも含めていい連鎖ができている感じがしますね。

何か着こなしの点などで、先生から生徒に言っていることはありますか

内藤主幹 :普段の学校生活と、それから例えば全校生徒の前に立って話をするときとか、表彰を受けるという時には、やはりネクタイだとかボタンだとかという点は指導します。制服というと、裏には「改造」がセットでくるくらい、丈をどうしろ、幅をどうしろと聞こえてきますが、本校の場合はなかったと(販売店の方に)伺いました。きちんと着るものだというイメージが、説明会のときに聞いてとか、先輩たちの普段の着こなしを見てというところで、鷺宮高校はこういう所なんだってある程度浸透しているんじゃないかな、って思いました。
もうひとつは、毎年1学期から2学期にかけて、3年生の進学指導の一環として面接指導をしているんです。そこで、服装や、言葉遣いなどについては、いわゆる校内じゃなく外から見た目で教員もかなり厳しく言うので、そうすると「あ、世の中はこういうものなんだ」と3年生が自覚をして、1~2年生も先輩たちがこうしているからと、多分気がついていると思うんですよね。

内藤先生は標準服にどのような思いを託されているのですか  また今後、今の標準服をさらによくしていこうというようなお考えはありますか

内藤主幹 :(標準服を着ることで)鷺宮高校に誇りをもってもらいたいです。例えば、部活動をしている生徒が鷺宮高校と入っているユニフォームを着ていたり、野球部は鷺宮高校と入っている鞄を持って大会や校外に出かけていくのですが、そんな風に全校生徒が自分は鷺高生なんだと胸を張って言えるような、立派な校風と伝統が外から見ても分かるものの一つにこの標準服があればいいな、ということですね。だから、標準服を見れば鷺高生だとすぐに分かるような、オリジナルティあるデザインと、その標準服のイメージにぴったりな中身になればいいなと思いますね。
結局、標準服が本校のシンボルであり、ステイタスであり、みんなが鷺宮高校の看板を背負っているわけですから、標準服を着ることによって鷺高生徒としての自覚が高まっていき、愛校心や帰属意識が高まっていってくれればいいなと思っていますね。

内藤主幹 :(標準服をさらによくしていこうという考えは)今後の成り行きを見ないとわかりませんが、初年度で自由購入であるにも関わらず8割以上の生徒が購入したということで、もう1~2年様子を見て、全員が着用という方向で検討してもいいのかなとも考えています。理由はもちろん「きちんとする」ということもありますし、都立高校の場合は保護者の負担という点で、標準服にした方が何よりも経済的です。それに私服だと買いたい服が思うように買えない生徒もいるので、そういった生徒が標準服を着て服装に関してのストレスを持たずに、学校でのびのびと生活ができるというところは、公立高校として考えていかないといけないと思っていますね。ただ、あまり規則で生徒を縛りつけてしまうと、豊かな発想力がなくなってしまうのではと思いますので、その場その場にふさわしい適切な身だしなみと言葉遣いができ、本当の意味での自主・自律の精神を育み、服装にしても生活にしても、自由なところと、きちっとしたところとのけじめをつけて欲しいですね。
あとは、当面考える必要ないと思いますが、10年20年とたって、僕が来た10年前がそうであったように、(この標準服が)その時代にそぐわないものになれば、自主・自律の精神を引き継いでいる後輩たちが、お力を貸していただきながらまた自分たちで新しいデザインを考えるということも、あるかなと思っていますね。

最後に、今後どのように鷺宮高校を発展させていきたいか、思いをお聞かせください

校長先生 :あと4年後に100周年を迎えます校舎の改築計画もあります。標準服も変えたし、校舎も今度変わる。外からも中からも変わっていき、本当にNew鷺宮としてまたスタートできますね。この上昇ムードで地域からも愛されて、本当に鷺高で学びたいという生徒がどんどん入ってくるような学校にしていきたいですね。

インタビュー

  • 生徒会役員の皆さん

標準服制作の1年間を振り返って、印象に残っていることを教えてください

小圷さん:休み時間や放課後など、長い時間をかけてみんなで集まって制作したことが印象的でした。標準服を作ると言われた当初は、「どうなるのだろう」と感じたけれど、サンプルを色々持ってきていただいたり、「これがいい」「こっちはだめ」と皆で話し合ったりして、「おお!作っているなあ。」と実感できたことが良かったです。生徒会メンバーで一つのものを作り上げるってなかなか経験できないことですし、みんなで協力できたことも良かったと思います。

五味さん:放課後や行事の合間に残って制作するということだったので、なかなか(作業が)進まない時期もありましたが、とてもいい物ができて良かったと思います。ボタンやネクタイのデザインなど卒業生の方にも参加していただけましたし、今後もずっと残っていくものが制作できたということは、なかなか珍しいと思います。

三原さん:できているものを膨らませていくという作業なら、もう少しやり易いと思うのですが、ほとんど何もない状態から作るってすごく難しいなと感じました。スカートにピンクのラインを入れるといっても、下地のグレーに合うピンクはどれなのか悩みました。今まで洋服は既成のものを買ってばかりだったので、実際に作ってみるとこんなに大変なんだと感じました。私の着ている服なども、誰かが頑張って作ってくれたんだろうな、すごいなと思います。あと、標準服は当分変わらないものだと思うので、私が生徒会役員であるときに鷺宮高校に残せたことはとても光栄です。

小島さん:今回、校長先生や内藤先生をはじめとする先生方が、僕たち生徒会に(制作を)ほとんど任せてくださって、それが嬉しかった反面、生徒が本当に着てくれるものを作らないといけないという緊張感とずっと闘っていました。みんなの意見を取り入れて妥協せずに作り上げたものですので、入学式などで1年生がたくさん着てくれて本当に嬉しかったです。

島崎さん:基本的に、僕はみんなが作業しているのを後ろや隅の方で見ていました。(島崎さんは記録係りでした。)作業はあまり覚えていませんが、4月に出来上がった標準服を着ている新入生を見て、「こういう風に着てもらえるんだな。」と後から実感がわいてきたことが印象的でした。

狭間さん:僕は、制服を作る時はあいにく生徒会に入っていなかったので、作る側からではなく見た側からとしての意見ですが、生徒主導だったため先生の意見がほとんど入っていないにも関わらず、とてもいいものが出来たと思います。また、4月になって、多数の新入生が(標準服を)着ているのを見て、頑張った甲斐があったなと思いました。しかし、少し学校が標準服に制圧されているんじゃないか…と、小さな恐怖(笑)を覚えました。

横山さん:私も生徒会には後期から入ったため、ほとんど標準服が出来上がっているときから関わったのですが、生徒会のメンバーが1つずつ決めていったことがどんどん形になる過程を見てすごいなと思いました。この世代で(生徒会に)入れてよかったなーと思ったりもして。でもやっぱりもう少し早く関われたらもっと面白かっただろうなと思いました。皆さんお疲れ様でした。

李さん:私が生徒会に入った時は(標準服制作の)プロジェクトがスタートしていたので、去年は(制作を)当たり前だと感じていたんです。特に印象的だったのは、リボンの大きさにこだわった点です。試作品が出来上がった時に大きさについて一度討論があり、小さめのサイズで決まりかけていたのですが、私は「大きいほうがいいな。」と思っていたんです。友達に聞いてまわっても「大きい方がいい。」という意見があったので、生徒の声を反映したいと主張しました。アンケートも何度もとったので、生徒の希望に沿った標準服ができたんじゃないかなと感じ、満足しています。
あと、入学式や1学期が始まってから標準服を着てくれている新入生を見て嬉しかったことはもちろん、標準服をアレンジして着こなしてくれている生徒がいたことが嬉しかったです。自分の好きなカーディガンと組み合わせてみたり、最近はポロシャツにスカートやスラックスを合わせている生徒も多いですね。こんな風に鷺高に定着していくのかと思ったら本当に嬉しかったです。

佐藤さん:私は中学校でも生徒会に入っていましたが、その時と比べてすごく仕事が多いなと感じました。中学校では文化祭がなかったので、高校で初めて文化祭を経験しましたが、思っていたよりも生徒会の担当する仕事が多く、特に鷺宮高校は生徒会中心に動くことが多いので、生徒中心の学校だと実感しました。標準服の制作の時も、いつも生徒の意見を中心に考えてくださいました。

石田さん:このプロジェクトは僕が入学する前から始まっていて、途中から参加しましたが、生徒が自分たちで考え、意見をぶつけあっていて、さすが鷺高だと感じました。他の行事との兼ね合いを取って会議をしたり、行事の運営をしたりで大変でしたが、いざ標準服が完成したときは嬉しかったです。完成して数ヶ月たってから入学式があり、たくさんの新入生が標準服を着てくれているのを見て、作って良かったと思いました。ネクタイやリボンなどを卒業生の方にデザインしていただき、学年や世代を超えた合作となりました。後輩たちにも引き継いでいってもらえればいいなと思います。内藤先生をはじめとする先生方や、卒業された先輩や今の役員の皆さんの力あってこそ、このプロジェクトが成功したと思います。僕もこのプロジェクトに携われてよかったです。

李さん:今年の5月ごろに、中野ブロードウェイにある制服販売店さんに行ったときに、自分が生徒会役員だということを言わずにただ鷺高生として、「こういう制服(生徒が主体となって制作した制服)って珍しいんですか。」と店員さんに聞いてみたんです。すると、「これ生徒役員がいろいろ話し合って作ったらしいよ。すごいよね、生徒なのにね。」とおっしゃってくださって、自分たちの頑張りや標準服に対する思いは内輪だけではなく、販売員の方や、着てくれている人や、この取材文を読んでくれる人などに伝わっているんだと感じ、頑張ってよかったと実感しました。

標準服の説明を行う際は、独自の資料を用意して工夫されたと伺いました

五味さん:学校説明会では、中学生に対してパワーポイントを用いて説明を行いました。資料自体は先輩が作ってくださったので、私は資料を流すだけでいいと思っていましたが、それに合わせて先輩の説明がつくので、説明とパワーポイントの資料を合わせることが大変でした。それから、照明の関係で資料が見えにくかったと後から伺ったので、パワーポイント自体の色を変えたり、照明の明るさを調整したり、見易いようにどんどん改善しました。あと、初めて標準服をお披露目したのは文化祭の閉会式のときだったので、ある意味(学校説明会より)緊張感がありました。

三原さん:普段は残念ながら話を聞いてくれていない生徒もいるんですが、標準服のお披露目の時は大多数の生徒が壇上を見てくれていたので、「興味をもってくれてるんだ。」と感じてすごく嬉しかったです。

小圷さん:標準服の話になると、中学生も壇上に注目してくれて、やっぱりみんな気になるんだなと思いました。

五味さん:文化祭の閉会式くらいでしか在校生には標準服の紹介が出来ておらず、「今日から標準服を発売します。」というプリントを突然配布したのですが、それにも関わらず2~3年生でも購入してくださった方が何人かいました。また、新入生も280人の内260人が購入してくれたと聞き、時間をかけてパワーポイントや壇上に立って紹介したことが、販売につながったんじゃないかと思っています。

三原さん:中学生の方が見学に来られたときは、会議室での説明や校内案内の予定だけの時も、「せっかくだからアピールしよう。みんな頑張ったんだから。」と紹介する機会を作ってくれた先生方のおかげでもあると思っています。

五味さん:そういう時の方が見てくれることが多かったですね。開催時期が、志望校を決める1番大事な時だったということもあったかなと思います。

三原さん:あとはデザインもシンプルなので、保護者の方にも好評だったのかなと思います。

石田さん:確かにリクルート仕様という感じでシンプルですよね。

三原さん:シンプルを目指して作ったので、保護者の方にも伝わっていると思うと嬉しかったです。小さく「よし!」と思いました。

生徒の意見を取り入れるために、アンケート等も実施したそうですね

小島さん:そうですね。文化祭などでは鷺高の生徒だけではなく、これから入学してくる中学生やその保護者の方にも見ていただき、アンケートをとったことでより多くの意見を反映することができました。あと、文化祭の展示部門で3位をいただいたんです。普段から生徒会活動は頑張っていますが、標準服の展示があった今回は、いつもよりしっかり見ていただけたのかなと感じました。 

三原さん:私たちは受賞者に「おめでとう」と言う側なので、受賞なんてできるわけがないと思っていたんです。でも結果を聞いたらプレゼンテーション部門で3位を受賞していてすごくびっくりしました。票が入るということは見てくれた方がいるということなので、たくさんの方に見ていただいたことも分かりました。賞状もいただいて、生徒会室に飾ってあります。見ると嬉しかったことを思い出します。

標準服に関する感想など、新入生から何か反応はありましたか

三原さん:今の生徒会は、前期から女子4人、男子2人の新入生が入ってきてくれたのですが、スカートやスラックスなど、皆がどこかに標準服のアイテムを取り入れているんですよ。「うわ!すごい!」と思いました。せっかく私服がOKの学校なのだから、自分の好きな服を着たいので標準服を買わない生徒もいると思うんですが、入学時に購入してそのまま着続けてくれている生徒もたくさん見ているので、嬉しいという思いはありますが、それよりもびっくりの方が大きいです。

李さん:標準服のアイテムを取り入れて自分なりにアレンジして着こなしている生徒を見ると、こんな着方があるんだなと思います。こうやって鷺高生の生活になじんでいくんだなと実感できて本当に嬉しいです。自分たちが関わったアイテムを何かしら持っている生徒がいて、「このスカートにはどんな色のシャツが合うのかな。」って考えて着てくれているんだろうなと思うと、また嬉しくなりますね。

野呂田さん:僕もこの標準服が好きなので、3年間着続けようと思っています。標準服を着ていると、この学校の生徒だという自覚がもてますね。

校長先生に初めて完成した標準服を見ていただいたとき、どう思いましたか

李さん:自分たちは満足して自信もあったので、(校長先生が)「いいじゃない」とおっしゃって、「当然!」と思いました(笑)。

小島さん:やっぱり血と涙と汗と愛の結晶(の標準服)なので。

佐藤さん:高校を卒業した方に、3年生になったら一生懸命制服を着たという話を伺いました。制服って高校を卒業してしまったら一生着られないと思うので、そういう点でも標準服や制服ってすごくいいと思うし、できるだけ多くの人に着てもらいたいですね。


制作には、生徒会の皆さんだけでなく有志の生徒の方にも参加していただいたと伺いましたが

李さん:生徒会役員だけで制作できたのではなく、有志の方も毎回の会議に参加してくださったんです。最後のほうになって残念ながら予定が合わなくなってしまったのですが、有志の方がいたからより生徒の声を反映できたのかなと思っています。

石田さん:生徒あってこその生徒会ということですね。

ボタンやネクタイなど、デザインの面で皆さんの意思を反映したというのは珍しいと思いますが、いかがですか

李さん:中学生の頃は校章とクラス章を付けることは当たり前だったと思うのですが、鷺宮高校は強制ではないので、ボタンに「鷺」と入っていると、「鷺宮高校の制服なんだ。」と分かりますよね。ボタンだけを購入して、自分の買ったブレザーのボタンをわざわざはずして付け替えてくれている生徒もいますよ。

販売店さん:うちの店ってすごく(制服アイテムの)種類が多いんですよ。例えばスカートだったら50種類くらい、リボンだったら100種類くらいはあると思います。なので、指定とは違うものを購入する生徒さんも比較的多いのですが、御校の生徒さんの場合はちゃんと指定のものを買ってくれていました。中にはアイテムを全種類購入してくれる女の子もいましたよ。
さらに、ボタンなどは「とっておきたいから」と、一セット余分に購入する方もいらっしゃいました。鷺高生であることをしっかり自覚しているんだと思いますが、それ以上に標準服に詰まった皆さんの思いが伝わっているからだと思うんですよ。(標準服なのに)当たり前のように買われていくのでビックリしています。これは生徒会や有志の皆さんのおかげだと思うので、本当にありがたいことです。

鷺宮高校の卒業生には著名な方がたくさんいらっしゃいますが、皆さんはそういった方々をどのように感じていますか

小島さん:そうですね。卒業生の皆さんは本当に偉大な方々ばかりで、この学校にいられることを本当に誇りに思います。また、僕らの1年上や2年上の先輩方、特に生徒会役員の方々は素晴らしい功績を残した人ばかりだったので、僕は(先輩方の)足元にも及ばないと思っていましたが、標準服の制作などで少しは鷺高に歴史を残せたと思います。これからも、この学校で過ごせたということを心に刻んで頑張りたいと思っています。

李さん:鷺宮高校の卒業生で有名な方として、假屋崎省吾さんや寺門ジモンさんがいらっしゃいますが、校章のデザインの件で昔の資料を調べていたときに、「かあべぇ」という映画の原作者の方も卒業生だったり、鷺高をモチーフにした創作小説を書いてる方がおられたりと、本当に尊敬できる方がたくさんいらっしゃることが分かりました。個人的な話ですが、姉が名門女子高に行ったので母は私にも期待していたのですが、学力の問題で進学することができなかったんです。がっかりさせてしまったと当時は感じていましたが、こうして鷺宮高校で生徒会に入って仕事をして、今は本当に誇りに思っています。学校をどれだけ愛していて、学校のためにどんな仕事ができるのかが大事だなと実感しました。小島さんの言葉を借りれば、卒業生の方々には足元にも及ばないのですが、自分の大好きな鷺高の歴史に少しでも貢献できていることを本当に嬉しく思います。

小島さん:もう一人偉大な方として、内藤先生がいらっしゃいます。こうやって生徒会として内藤先生と3年間関わることができ、教えていただいたことがたくさんあります。卒業生の方や在校生だけではなく、先生方のことも誇りに思って僕も頑張りたいと思います。

最後に標準服についての思いをお聞かせください

小島さん:新入生にもたくさん買っていただいて、いまや鷺高のシンボルになっているといっても過言じゃないなと思います。地域の方や、保護者の方や、皆様にもっと見ていただきたいなと思っています。

内藤先生:これからの鷺宮高校にとって、この標準服は学校がさらに発展していくきっかけになるんじゃないかと思っています。
標準服に対する1年生からの評判が非常によかったという話と、今の1年生から中学3年生に鷺高の評判が伝わっているらしいという話も聞いています。8月の終わりに行った学校説明会にも、かなりの人数が集まってくれました。聞いてみると、今の高校1年生からの評判を聞いて見に来たという中学生がたくさんいて、先生たちと生徒達の思いがうまく合致して、今の鷺宮高校がすごくいい方向に動き出しているなと思います。鷺宮高校は生徒が主役の学校なのでその分仕事も多いけれど、それを喜びとしてくれている生徒会の諸君がいて、それを理解してくれる一般の生徒がいて、非常にいいチームーワークが生まれていると感じています。その結果として、素晴らしい標準服ができたんじゃないかと思います。
今話を聞いて、「なるほど。生徒はそういう考え方や感じ方をしているんだな。」という点も大変参考になりました。今後の鷺宮高校をどうしていくか、今聞いた意見を参考にしながら、先生方とも話し合いたいと思っています。校長先生にもお話を聞いていただけてよかったですね。
インタビューということで、どんな話が飛び出すのかと思いましたが(笑)。今後は、今実際に着ている1年生がどう思っているのか、その辺りをリサーチしたいと思っています。

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やっぱり学生服はスクールタイガー