著作権・肖像権・プライバシー権をやさしく解説!

動画を作るなら知っておきたい!権利の話

作成しようとしている動画、
権利に引っかかっていませんか?
著作権・肖像権・プライバシー権は、誰かが作った作品や個人の尊厳を守る大切なルールです。
知らずに使うと、作品が失格になったり、トラブルの原因になったりすることも…
このページでは、「これってOK?」「これはアウト?」と迷いがちなポイントを、わかりやすく解説!
動画を作成する前に、必ず確認しましょう。

著作権

「作品」を勝手に使わせないルール

著作権は、「音楽」「映像」「イラスト」「写真」「文章」などの
“創作物”を作った人に与えられる権利です。
自分で作ったものでない作品(市販の音楽、アニメの映像、有名な写真など)を、
許可なく使うことは基本的にNGです。

NGな例
  • NG1
    好きなアーティストの楽曲を
    CMのBGMにする
  • NG2
    テレビ番組やアニメの
    映像・音声を一部でも引用する
  • NG3
    インターネット上で見つけた
    画像・イラストを無断で使う
OKな例
  • NG1
    自分で演奏・作曲した曲を使う
  • NG2
    自分で撮影・編集した写真や映像を使う
  • NG3
    フリー素材(著作権フリー)を、利用規約に沿って使う
    • 商用利用の可否、二次配布・加工の制限、クレジット表記の必要有無 等

肖像権

「顔や姿」を勝手に使わせないルール

肖像権は、「自分の顔や姿を勝手に使われないように守る権利」です。
たとえば、本人の許可を取らずにその人の顔がはっきり映っている映像を使うと、
肖像権の侵害になる可能性があります。

NGな例
  • NG1
    許可を取らずに友人や先生を動画に登場させる
  • NG2
    通行人などの他人の顔が映っている映像をそのまま使う
  • NG3
    他の人が偶然映り込んでいるのに、そのまま映像を流している
OKな例
  • NG1
    出演者全員から事前に「撮影OK」の許可をもらっている
  • NG2
    通行人などの顔がわからないようにモザイク・ぼかし加工をしている
  • NG3
    そもそも人物が映らない構成で制作している

プライバシー権

「人の秘密や生活」を守るルール

プライバシー権は、「個人の私生活や情報を無断で公開されない権利」です。
他人の顔・名前・発言・住所など、
個人を特定できる情報を勝手に使うことはできません。

NGな例
  • NG1
    誰かの個人名・住所・電話番号が映っている
  • NG2
    他人のSNS投稿やアカウント名を無断で引用する
  • NG3
    会話内容や個人的なエピソードを本人の了解なく脚本に使う
OKな例
  • NG1
    情報が特定されないよう加工している
  • NG2
    架空の名前・設定に置き換えて表現している
  • NG3
    実在の情報ではなく、自分たちで考えた内容で構成している

CMづくりは、自分たちの想いやアイデアを自由に形にできる楽しい場です。
でも、その自由の裏には「誰かの大切なものをちゃんと守る」という意識も
必要になってきます。

ルールを知ることは、
より良い作品づくりへの第一歩です。
迷ったときや不安なことがあれば、
事務局まで気軽に相談してください。

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