「フェーズフリー」
- 災害大国日本と防災意識の高まり
目次
2024年元旦早々、能登半島をマグニチュード7.6の大きな地震が襲いました。また、南海トラフ地震が遠くない将来発生する可能性も指摘されています。地震のみならず日本は地形・気候・地盤の面からも災害大国とされています。今年の夏は全国的に災害級の猛暑を記録しましたし、世界的な気候変動の影響を少なからず受けています。9月には記録的な豪雨により甚大な被害が出た事も記憶に新しいですね。災害は決して他人事ではありません。行政や企業だけではなく、個人での防災対策への意識も日々高まっています。
- フェーズフリー(Phase Free)とは
『フェーズフリー』という言葉をご存知ですか?フェーズフリー総合サイト(注:可能であればリンクを張る)によるとフェーズフリーとは、日常時(平常時)と非常時(災害時)のフェーズ(社会の状態)からフリーにして、生活の質(QOL/クオリティ・オブ・ライフ)を向上させようとする、防災に関わる新しい概念のことです。
災害大国である日本は、古来より繰り返しあらゆる災害に見舞われていますし、それは残念ながら今もなお続いています。人々の防災意識は決して低くありませんが、実際のところ備えに対する疑問や不安は多く聞かれます。自分自身の安全だけではありません。家族や友人、愛する人達、「大切な人を、絶対に守りたい。」この想いを形にするために『フェーズフリー』の概念が生まれたそうです。
- 具体的なフェーズフリー
『フェーズフリー』の考え方は、日常の日々と災害時などの非常時の境界線を無くすというものです。具体的に言えば、私達の身の回りにあるモノやサービスを平常時だけではなく、非常時にも役立つようにデザインする事が挙げられます。今までの防災用品の多くは、言わば非常時専用のものでした。クロ―ゼットや押入れの奥にひっそり仕舞われていて、「いつか」起きるかもしれない災害に備えた緊急時のための保険のような存在です。それに対して、フェーズフリー品は普段の生活で便利に活用できることを前提とした上で、もしもの災害や非常時にも役立つ商品やサービス・アイデアなのです。災害を決して特殊な異常事態だと捉えるのではなく、いつ起きたとしても適切に対処できるよう備えを身近な存在にする事がフェーズフリー品の最大の強みなのです。
- TAKIMTOのフェーズフリー商品
瀧本株式会社は『フェーズフリー』の考え方、価値観を理解し賛同しています。フェーズフリーな商品の普及拡大を目指し、商品開発にも力を入れています。
学校にとっても防災の備えは必須です。生徒達や先生方は授業中、休み時間、クラブ活動と一日の中でかなり多くの時間を学校で過ごします。いつ来るともわからない災害は当然ながら学校での活動時にも起こり得ます。だからこそ、学校にとってもフェーズフリーの考え方を取り入れる事は非常に重要です。学校の校舎、備品、ライフラインに関わる部分は勿論ですが、生徒達が学校生活で使用するアイテムの多くにフェーズフリーの考え方を活用できる余地があり、その中の最たるものが学校制服と言えるかもしれません。瀧本株式会社が掲げている「環境配慮型モノづくり」や「最良のユニフォームを作ること」への取り組みは「フェーズフリー」という概念との親和性が非常に高いと考えています。
- 学生服業界初となるフェーズフリー認証商品
ここで、学生服業界初となる瀧本株式会社のフェーズフリー認証商品をご紹介したいと思います。日常時にも便利な機能性を持ちながら、非常時には更に活躍する特徴を持ったまさにフェーズフリーなアイテムです。
ジャケット「見た目は普通。だけど多機能。非常時にはSOSサインにも。」
体操服・スポーツウェア「瞬間消臭!気になる汗のニオイから解放される体操服」
ジャケット、体操服共にそもそも平常時での機能性が高い製品です。そのままでも快適な学校生活を送るのに役立ちますが、万が一の災害や緊急事態において更に活躍する機能が備わっています。いずれもフェーズフリー認証を受けた自信を持ってお届けできる製品です。
フェーズフリー – 学生服・スクールユニフォームメーカー 瀧本株式会社 スクールタイガー
- フェーズフリーアクションパートナーとしての役割
瀧本株式会社はフェーズフリーの価値観を理解し、フェーズフリーな社会の拡大に賛同し、学校制服メーカーとして初の「フェーズフリーアクションパートナー」に認定されました。今後も学校制服に携わる中で、生徒達が安心して学校生活を送れるよう活動していくと共に、フェーズフリーアクションパートナーとしての役割を担い、フェーズフリーな社会実現の一助となるべく社会への貢献を惜しむことなく活動してまいります。